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【 ナッツボトル・30種類の木の実の標本 】 ※植物名や学名などは、可能な限り同定(植物の特定)をしていますが、 |
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【チャンチンモドキ】 | |
No.01 (難易度:4) | |
名称:チャンチンモドキ 熊本県、鹿児島県、中国南部、東南アジア北部、ヒマラヤ(ネパールまで)に分布する落葉高木。 チャンチンモドキ(香椿擬き)の名は、センダン科のチャンチン(香椿)という木とよく似ていることに由来。葉や木だけでは判別がしずらいですが、初夏に白い花をつけるチャンチンに対し、チャンチンモドキは春に濃い赤色の花をつけます。また、チャンチンは朔果(さくか)とよばれる実をつけますが、チャンチンモドキは、小さめの梅のような果実。その実は3cm前後の楕円ぽい球形で、11月頃、黄色から橙色に熟して、たくさんの実が木の下一面に落ちます。果肉は、想像以上にとてもネバネバしていて、洗っていると水に溶けた餅のようになります。その果肉をきれいに取り除くと、やっとこの種子が出てきます。果肉の処理はかなり大変ですが、新しい種子は不思議な光沢と質感で、生糸のような色味がとてもきれいです。種子の下側(正確には上下ともに)に5つの点(溝)があり、星印にも、お花のようにも見える日本では珍しい木の実の一つ。 また、ネパールではラプシー(ロプシー)と呼ばれ、日常的に食べられています。マンゴーにプラムの酸味をプラスしたような味だとか。農村地域では伝統的に、この実をピクルスなどにするそうですが、この数十年で、飴やドライフルーツなどに加工したものも売られているようです。ヒマラヤ登山にこのお菓子を持っていくトッレカーたちがいることから、「トレッカーズキャンディ」という名も付いているそうです。 |
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【ムクロジ】 | |
No.02 (難易度:3) | |
名称:ムクロジ ムクロジは、果皮の中の黒い種子を食用のほか、数珠やお守り、羽根突きの玉などに利用されますが、この果皮の部分がナチュラルなエコ洗剤の“ソープナッツ”として販売されています。 日本では本州中部以南、九州に分布し、高さ15から20mとなる落葉高木。 緑の果実が半透明の黄色、そして飴色へと変化しながら輝き、その中に入っている種子は美しく黒光りしてとても固い。 |
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【ラクウショウ】 | |
No.03 (難易度:2) | |
名称:ラクウショウ 北アメリカ東南部原産でメキシコまで分布し、特にミシシッピ河の下流湿地帯などに多く分布。日本には明治時代に渡来したとされ、宮城県、山形県以南の本州と四国や九州に公園樹などとして植栽されています。 日本では樹高20〜25mほど、幹の直径は1m弱にしかなりませんが、原産地ではときに樹高40〜50m、幹の直径は3m以上にもなるという落葉針葉樹です。長寿の樹で、寿命600〜1200年といわれています。 きれいな円錐形の樹冠と線形で羽状の柔らかい葉は、メタセコイアによく似ていて、春の明るい緑と秋の赤茶色の紅葉も同様に美しく、ふたつは一見見分けがつかないほどですが、枝葉のつき方と球果の違いで判断ができます。また、ラクウショウのまっすぐに伸びる幹の根元近くは、ひだのように凸凹に太くなり、板根状になって、樹冠は大きく成長すると丸みを帯びていくそうです。葉は、長枝にはらせん状に、長枝から出る短枝には羽状に互生します。短枝からさらに側枝がでることもあり、羽状複葉ではなく、長さ1〜2cmの小さな葉が、短枝や側枝の両側にたくさんついて(互生して)羽状になっていて、落葉するときにはこの短枝ごと落ちます。このときの葉の様子が鳥の羽のように見えることから「落羽松」と名付けられたとされています。メタセコイアは、この枝や葉が対生しています。 葉がまだ展開する前の早春、4月前後に地味な花を咲かせます。雌雄同株で、雄花は短枝(側枝)に、緑色の長さ8〜10cmほどの花序を垂らし、雌花は長枝の枝先に数個つけます。その後、5〜6月には結実し、果実は小さな球果から直径2〜3cm前後にまで成長します。球形の独特な風貌で、秋までは白みがかった緑色のまま、だんだん褐色になり熟すと果鱗(かりん)がバラバラになって果鱗に二つずつついた1cm前後の種子を出します。丸のまま落ちて、地上でバラバラに崩れているのをよく見かけます。樹脂(ヤニ)が中からしみ出てべとべとしているものも多いです。 材木は、地中や水中での耐久性があり、古くから枕木などに使われたり、屋根や壁などの建築材などに利用されてきたそうです。また、メタセコイアと同じく、こちらも古い時代の地層から世界中で化石が多く見つかっており、日本でも中世代から新生代第三紀(約6,500万年前〜200万年前)にかけて多くの化石が発見されているそうです。 |
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【ユサン】 | |
No.04 (難易度:3) | |
名称:ユサン ユサンは台湾・中国・インドシナ原産の常緑高木で、高さ30〜40mに成長します。材に油を多く含むことから、アブラスギともいわれるそうです。長さ2〜4cmの線形で、柔らかく光沢の強い葉は、マツ科の植物にしては幅が広目で、こういうところが、モミの葉を思わせるのかもしれません。 球果(松かさ)は長さ5〜10cmの円柱形と大きめで、枝先に上向きにつきます。一般的なクロマツなどの松ぼっくりとはかなりイメージが違います。とても薄い鱗片や独特の色味から繊細な感じがしてとても美しい松かさです。関東でもいくつかの公園などで稀にみられますが、日本では珍しいの木の実の一つで、発見するのはわりと難しいと思います。当ショップのものは、水洗いした後、アルコール消毒までしてありますので気になるほどではありせんが、もともと油杉というだけあって独特の匂いがあります。 |
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【コウヨウザン】 | |
No.05 (難易度:3) | |
名称:コウヨウザン 中国南部・台湾・インドシナに自然分布し、日本には江戸時代後期に渡来したといわれています。大きく育つと高さ30mにもなる常緑針葉樹です。 スギのように、幹はまっすぐに伸び、樹皮は褐色で縦にはがれます。 |
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【ユリノキ】 | |
No.06 (難易度:2) | |
名称:ユリノキ 北アメリカ原産の落葉高木で、原産地では40m〜60mにもなるといいます。 「ユリノキ」の学名は、「Liriodendron tulipiflora L.」と名付けられています。 果実は集合果で、1つの花に翼のある実(翼果)がたくさんなって、花の蕾みのような1つの果実を作ります。 |
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【コウヤマキ】 | |
No.07 (難易度:3) | |
名称:コウヤマキ コウヤマキは、日本固有の1属1種の常緑針葉高木で、別名はホンマキ。 どこにでも生えているという訳ではありませんが、光沢と厚みのある独特の形をした葉や枝振りから、ヒマラヤスギや杉、松などとは明らかに違う姿なので慣れると見分けやすい木です。材木としては丈夫で朽ちにくく、水に強いため、古代より高級な棺に使われたり、橋杭材として初代千住大橋にも使われていました。また、お風呂や温泉の湯船に重宝され、その独特の香りを楽しむこともできます。 何より、その松かさ(松ぼっくり)が美しいです。個人的には、多くの木の実の中で最もバラの花のように見える松かさ。 |
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【ノグルミ】 | |
No.08 (難易度:3) | |
名称:ノグルミ 日本では本州の東海道以西、四国、九州に分布するクルミ科の落葉高木。 葉は、クルミ科らしい羽状複葉(うじょうふくよう)の葉をしていますが、実は食用できず、その姿もクルミの仲間とは思えない、とげとげの小さな松ぼっくりのような実です。長さ3cm前後、直径2cm前後の円柱形の実を作っている、その鋭く尖った部分は苞葉(ほうよう)といい、13列・8列のらせん状に見事に配列されています。 |
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【オオバヤシャブシ】 | |
No.09 (難易度:3) | |
名称:オオバヤシャブシ 本州の福島県南部から和歌山県の太平洋側と伊豆諸島に分布する日本固有種で、高さ10m程度にまで成長する落葉小高木です。 属名の「Alnus」はハンノキ属を指すラテン古語で、種小名の「sieboldiana」はドイツの医学者であり博物学者であるシーボルトの名に由来しているそうです。彼は1823年オランダ商館の医員として来日。日本の動植物を研究して「日本植物誌」などを著しています。 ヤシャブシの仲間のほとんどが、枝先に雄花序(ゆうかじょ)をつけますが、オオバヤシャブシのみが枝先から葉芽、その下に雌花序(しかじょ)、雄花序(ゆうかじょ)の順でつくという特徴があります。 |
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【モミジバフウ】 | |
No.10 (難易度:2) | |
名称:モミジバフウ 北アメリカ中南部・中央アメリカ原産の落葉高木で、大正時代に渡来し、街路樹や公園樹として多く植栽されています。原産地では高さ40〜50mの高木ですが、日本では剪定を繰り返すため、高さ5〜10mぐらいのものが多いようです。 モミジバフウ(紅葉葉楓)という名前は、葉が掌状(しょうじょう)に5〜7裂し、もみじに似た形をしていることに由来します。 若枝(2年枝以降)には、淡褐色でコルク質の綾ができる特徴があります。 こちらの商品は、種が落ちたあとの実ですが、とげのような尖った部分がとれると、その実は、「フラーレン」(C60フラーレン)と呼ばれる炭素原子60個で構成されるサッカーボール状の構造と同じ形状をしています。幾何学的には「切頭二十面体」とよばれ、12個の正五角形と20個の正六角形からなり、頂点の数は60個になっています。この形は非常に安定的な構造で、自然界にも多く存在し、宇宙で最初にできた物質の形と考えられているそうです。 |
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